原子核反応データ研究開発センター(JCPRG)
Otto Schwerer氏を囲んでの核データシンポジウムのご案内 Vol.1

Last update 2000/10/05

日時: 10月7日 (土) 09:30 -17:30
場所: 北海道大学知識メディアラボラトリー二階コラボレーション研究室 (東, エレベータ側)

9月29日よりの一ヶ月間、原子核反応データ研究開発センター(JCPRG)では、 北海道大学知識 メディアラボラトリーの外国人研究者招聘制度のもとに IAEA(国際原子力機関)核データ部のOtto Schwerer氏を招聘し、 「Otto Schwerer氏との核データワークショップ」 と題し共同研究を行う運びとなりました。

つきましては上記日程および場所においてシンポジウムを開催することとなりましたのでご案内いたします。

本シンポジウムの目的は大きく次の2つとなります。

1. Otto Schwerer氏によるIAEAを中心とした核データ活動の紹介

核反応や核構造など原子核理論研究者にも必要であろう 情報の収集、管理、公開の任務を、 IAEAを中心とした国際的ないわゆる核データ活動は担っています。 氏には、その核データ活動の概要や、 実際にどのような情報が現在サービスされているのかなどのお話をしていただきます。 実際に会場でPCを数台用意し、 氏の紹介したデータベースサービスの利用を試すことができるようにする予定です。

2. この一ヶ月の共同研究活動方針の確認

今回のワークショップの目的の一つとして、 JCPRGが独自のフォーマットを用い収集しています国内の荷電粒子核反応データの、 国際核反応データ交換フォーマット(EXFOR)への変換の作業の効率化と 相互の情報交換にあります。 それを含めてこの一月の活動の方針の全体での確認を取る意義を このシンポジウムは持ちます。 特に原子核物理学の若い院生の方々には 1)の核データサービスの紹介などは勉強になるのではないでしょうか? 当日は会場内にドーナツ、コーヒー、フルーツ等適当な飲食もできるようにし、 休憩や昼食も会場内で済ませられるようにする予定です。 設置予定のPC等を用いたデータベースサービスを皆さんに休憩時間等に利用してもらい、 それを元に自由な議論の場を提供できればよいと考えております。 また夕方には氏を交えた歓迎会を計画しております。 皆様お忙しいとは思いますが歓迎会をも含め是非御参加下さい。

会場についての注意事項

以下が現段階での暫定プログラムです。

プログラム
午前
09:30-09:45田中 一北海道大学名誉教授「シンポジウム開催にあたって」
09:45-10:00岡本浩一日本原子力産業会議企画情報部「Otto Schwerer氏紹介」
10:00-11:00Otto SchwererIAEA 核データ部「講演その1」
11:00-11:15Coffee break
11:15-12:00千葉正喜札幌学院大学「N2X システムレビュー」
12:00-14:00Lunch Time
午後
14:00-15:00Otto Schwerer「講演その2
15:00-15:15Coffee break
15:15-16:00能登宏北星学園大学「NRDF辞書レビュー」
16:00-16:15Coffee break
16:15-17:15PostDocシステム開発レビュー(20x3)
17:15-17:30加藤幾芳北海道大学/JCPRG管理運営委員長「おわりに」
18:00-Welcome party「ファカルティハウス エンレイソウ」にて