原子核反応データ研究開発センター (JCPRG)
核反応データ入力システム (HENDEL)

1. はじめに

原子核反応データ研究開発センタ− (JCPRG) は日本の加速器で得られた荷電粒子核反応 データを採録・蓄積しています。我々はそのデータを独自の書式 (NRDF:Nuclear Reaction Data File)に採録し、インターネットを通じて配信しています。 また、一部のファイルはEXFOR書式に変換されています。

このウェブ入力システムの目的は、

です。

2. ウェブ入力システムの利点

インターネットの普及は核データの配布に大きな変化をもたらしました。 この状況で、我々のグループはブラウザーを用いた検索システムを開発してきました。 ブラウザーを用いて核データを入力する利点として次のことが挙げられます:

3. 現在の状況

2001年7月にβバージョンが完成し25編の論文がこのシステムで採録されました。 そのうち12編がEXFORに変換され、このうちの6編はCHEXシステム(EXFORチェックプログラム)をパスしました。後にチェックプログラムが参照する辞書を更新することで、この比は改善されました。この入力システムとCHEXを用いることで、EXFOR出力のみならず、NRDF出力の品質も改善することが可能です。このシステムによりデータファイルに取り込まれた数値データのグラフを見ることができます。これと論文のグラフを比較することにより、グラフから数値化された数値の品質を確認できます。

4. 画面例

1. メインページ 2. 入力ページ
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3. EXFORへの出力 4. 数値データの作図
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