原子核反応データ研究開発センター(JCPRG)
既採録データの変換
(Ver.1 合川、Ver.2 大塚 D1601-D1690用に改訂)

■0 作業順序(基本的に一方通行とする)

  1. 作業者(疑問点は合川くんに質問する)
  2. 第一チェック 合川(一般的チェック+採録テーブルの必要十分)
  3. 第二チェック 大塚(一般的チェック+CHEXチェックと修正)
  4. 送信(レフェリーにはかけない)

■1 操作手順

1. 入力用のホームページ http://jcprg.hucc.hokudai.ac.jp/editor/を開く。
ID : nrdf
PW : **********
2. 左上の Edit: D/E の部分に読み込ませるファイルの番号を入力し、 "edit"ボタンを押す。
3. あらかじめ ダウンロード して置いたファイルを、"参照"ボタンを押して選択する。 選択したら"upload"ボタンを押す。
4. 左にある項目から Bib, Data0A, Data0B, Data1... を選択し、 チェック・修正を行う。 最後に"save"ボタンを押して終了。

■2 HENDELに特有の記号用法

注意:元ファイルを読み込んだ時にnocommon扱いになっているものも 繰り出せる場合は極力Data0A,0Bで繰り出すようにする。

■3 チェック・修正内容

1.Bib
書誌情報
Title:
大文字、小文字等を論文通りに直す。
Purpose:
修正・追記ができるならする。しなくてもよい。
Author:
姓以外はイニシャルで書く。
ピリオド以下にスペースを空けない( 例 : K.Kato )
所属を示すフラグは数字でもアルファベットでも良い。
Affiliation:
Author の所で入力した番号に対応する機関をInstitute Dict. から選択。
直接入力不可
学部等まで論文中に書いてある場合は ( ) の中に書く。
Reference:
間違い、記入洩れが無いか確認する。
2.Data0A,0B,1,2,...
0A,0Bには全データテーブルに共通な情報はここに一括して与える。 括れない情報は各テーブルごとに与える。 データテーブルの番号は論文コピーに赤字で記載されている。
Reaction:
ハドロンなら左の窓から選択、核なら右の窓に"9Be"のように記載。
同種のハドロンの複数ある場合は右の窓にその個数を与える。
Emit.part 1: 弾性散乱・非弾性散乱・核分裂なら該当項目を選択。
Residual: 包括反応ならXを選択(Emit.part 1をXとする場合もある)。
Reaction Type(NRDF):
弾性散乱・非弾性散乱・核融合・核分裂なら該当項目を選択。
粒子の放出順序がEmit.1,Emit.2...で意味を持つ場合Sequentialを選択。
偏極反応ならPolarization を選択。
複合核、直接過程を反応全体から部分として抽出した場合該当項目を選択。
その他の項目は任意に選択しても良い。
Physical Quantity (NRDF):
物理量を表す項目を一つ選択する。 例えばdsigma/dOmega→Angular distribution。 詳細についてコメントがあれば親切。
Physical Quantity (EXFOR):
Reaction Dict.から一つ選ぶ。直接入力可。 ある励起状態への反応なら"PAR"、角度微分は"DA"、エネルギー微分は"DE"、 積分断面積ならSIG、無次元偏極量"POL"などこれらの記号の組合せで表現。
  1. ,DA : 角度微分断面積(mb/sr etc.)
  2. ,DA/DE : エネルギー角度二重微分断面積(mb/sr/MeV etc.)
  3. ,DA/DA : 角度に関する二重微分断面積(mb/sr/sr etc.)
  4. PAR,DA : ある励起状態への反応に関する角度微分断面積(mb/sr etc.)
  5. ,POL/DA,,ANA : 放出角度のみで指定される偏極分解能(nodim)
  6. ,POL/DA/DE,,ANA: 放出角度と放出エネルギーの関数として与えられた偏極分解能(nodim)
  7. PAR,POL/DA,,ANA: ある励起状態への反応に関して放出角度のみで指定される偏極分解能(nodim) 粒子を指定しなければ曖昧である場合は粒子コード(P,N,D,T...)のついた ものを選択。
Target Enrichment :
自然同位体比と明示されていれば"NAT"と記入。
Chemical Form :
記載がなければ"Element"を選択。
Physical Form :
気体・液体等の記載がなく固体と判断することが妥当なら"Solid"を選択。
Accelerator Type :
AVF Cyclotronなら"Isochronous cyclotron"、 Tandem acceleratorなら"Tandem Van der Graaf"を選ぶ。
Ion Source :
偏極ビームなら"Polalized ion source"を選ぶ。
Detected Particle and Radiation :
検出した粒子・崩壊を書く。
励起状態の崩壊γ線を検出した場合は親核と放射エネルギーを記載する。
Coincident Particle :
同時に検出した粒子があればここに記載する。
Status :
表の数値ならば"Table received center by tabular form"を選択。
図の数値ならば"Data read from a curve"を選択。
いずれの場合もコメント欄に図表番号、ページ数をコメントする。
Kinematical Variable :
そのテーブルで放出エネルギーや角度が定数となっていれば記載する。
Structural Variable :
そのテーブルで励起状態の特定された粒子がある場合は記載する。
Data Heading :
EXFORでは従属変数を"DATA"あるいは"DATA-CM"で与える。
グラフの縦軸横軸に相当する量の場合はaxisを選択する。
誤差が統計誤差ならEXFORでは"ERR-S"を選択する。